マーケティング用語集

SWOT分析とは

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企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の全体的な評価をSWOT分析といいます。SWOT分析は外部環境分析(機会/脅威の分析)と内部環境分析(強み/弱みの分析)に分けることができます。外部環境分析とは、企業あるいは事業単位が自らの利益をあげる能力に影響を与えるマクロ環境要因(経済、技術、政治、法規制、社会、文化)とミクロ環境要因(顧客、競合他社、流通業者、供給業者)の変化を観察し、関連する機会と脅威を見極めることをいい、内部環境分析とは、魅力的な機会において成功するコンピタンスが自社の内部にあるかどうかを強み、弱みとして評価することをいいます。

強み要因

経営活動における経営機能や経営資源が、競合他社より競争優位性のある要因を自社の内部環境として有しており、事業上の好影響、すなわち収益の向上や市場の拡大が見込める要因を「強み要因」と言います。
すなわち、「コアコンピタンス(同業他社に対し競争優位にある自社の中核的力)」を有している要因のことです。

弱み要因

経営活動における経営機能や経営資源が、競合他社より競争優位性のない要因を自社の内部環境として有しており、事業上の悪影響、すなわち収益の低下や市場の縮小を招く要因を「弱み要因」と言います。
強み要因とまったく逆の要因として捉えられます。

機会要因

経営活動において自社がコントロールできない外部環境要因で、今後収益の可能性を見込める要因があり、事業上の好影響、すなわち収益の向上や市場の拡大が見込める要因を「機会要因」と言います。

脅威要因

経営活動において自社のコントロールできない外部環境要因で、今後収益の可能性を損なう要因があり、事業上の悪影響、すなわち収益の低下や市場の縮小を招く要因を「脅威要因」と言います。

SWOT分析では、外部環境と内部環境のマトリックスで考え、重要成功要因や新たな競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力を抽出することになります。

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